浜松市中区葵東にある“あおい鍼灸接骨院”の院長の大平です。
当院は、交通事故治療、頭痛治療、肩こり治療を得意としております。
先の記事にも書きましたが、最近はストレートネックによる肩こり、そこからくる頭痛に悩まされている方が多くいます。
今日は頭痛について知って頂こうと思います。
頭痛の原因で多いのは➀筋緊張性頭痛と➁偏頭痛(片頭痛)で、頭痛の方の約90%はそのどちらかです。
しかしひどい頭痛に悩まされている方は両方を併せ持っている方が多いです。
➀筋緊張性頭痛
その名の通り、肩や首周りの筋肉が緊張して血管や神経を圧迫して起こります。
特徴としては、肩こり・首こりがあり、脈の拍動に合わせてズキズキ痛みます。温めたりほぐしたりすると一時的に痛みが和らぐものが多いです。
頚部からは血管の収縮と拡張を調節する自律神経(交感神経と副交感神経)が出ています。コリがあると自律神経の働きも悪くなってしまいます。
コリ(緊張)による神経と血管を物理的に圧迫する事と、自律神経の働きの低下により頭痛が筋緊張性頭痛です。
➁偏頭痛(片頭痛)
気圧の変化により血管が膨張してそれが神経を圧迫して痛みが出ます。
標高の高い所は気圧が低くて、登山などすると密閉された袋などはパンパンに膨らみますよね!?
その現象が雨や台風の時に身体にも起こるのです。台風などの低気圧により気圧が下がり血管が膨張して神経を刺激してしまうのが偏頭痛(片頭痛です)
上記の2つの頭痛は密接に関係しています。
気圧が変わっても自律神経が柔軟に対応できれば血管の収縮や拡張を上手にコントロールできます。
しかし首こり・肩こりがあると血管の収縮・拡張を上手にコントロールしきれなくなるのです。
2つの頭痛を併せ持っている人が多いのはこういったことが理由です。
両方とも根本から治すためには治療やセルフケアをしなければいけませんが、とりあえず簡単な対処法を紹介します。
筋緊張性頭痛・・・肩や首を温めてほぐすと血行が良くなり改善が期待される。
偏頭痛(片頭痛)・・・血管の過度な膨張を抑制するために、血管収縮作用のあるカフェインを摂取する。(コー ヒーなど
間違ってもロキソニンなどの痛み止めで治るとは思わないでください。
痛み止めは一時的に痛みを弱めるだけで治療薬ではありません。薬に依存した身体になってしまうと、本当に薬なしではいられない身体・脳になってしまいます。
毎回痛み止めに頼ってしまっている方は一度早めにご相談下さい。