最近寒いからか、ぎっくり腰になったと急なお電話を頂く事が増えています。
ギックリ腰とは・・・急に動けなくなる腰痛・急性の腰痛の総称で、その病態はいくつかあります。
当院は患者さんには、
1、運動をしていたり重いものを持った時に、負荷が大きすぎて肉離れのようになるもの。
2、最初は違和感だけだったものが数時間かけて徐々に痛くなり気づけば立ち上がれなく
なっていたというような、原因がはっきり思い当たらないもの。
という様に、大きく2つに分けて説明します。
対処や治療もこの2つで対極な事が多いです。
1は炎症を起こしているのでなるべく安静にし氷で患部を冷やすことが重要です。
2は逆で、筋肉が凝り固まってつったような状態なので、温めて、痛いながらも少し動かした方がいいです。
スポーツ選手などでない一般の方がなるのはほとんど2の状態です。
治療業界では、ぎっくり腰は全身の筋疲労と言われており、日頃の仕事・姿勢不良・運動不足などにより筋肉がどん
どん疲れて固くなってきて、骨盤の動きを悪くなり気づけば動けないほどの痛みになります。
急性の腰痛だからと、大事に大事に安静にし痛み止めを飲んでいるだけだと、身体の状態は改善していないのでまた
そのうち再発します。
ぎっくり腰は繰り返すと言われる原因はここにあると思っています。
治療に行っても電気をかけて終わりだけの所がこのご時世でもまだまだたくさんあります。
しっか身体を評価して治療し、ぎっくり腰を繰り返さない様な生活姿勢を身につけましょう!