こんにちは。浜松市にあるあおい鍼灸接骨院の院長の大平です。
今日は患者さんの「意識・考え方」と「痛み」の関連性についてです。
痛みがなかなか改善されない方の中には以下のような「意識」になっている方が多くおられます。
47歳、男性
3日前にぎっくり腰で来院があり、その時は体勢を変えるのがとにかく痛く、座るのも立ち上がるのも足を上げるのもつらく座ったら座りっぱなし、立ったら立ったままいるのが楽という感じでした。車を降りて当院の中に入って靴を脱ぐのもやっとで誰が見てもパッと見で腰が痛いんだなとわかるくらいの症状でした。
週が明けてまた来院した時です。
車からサッと降りて靴を脱ぐのにかがむときは少し痛そうでしたがだいぶ動きが軽くなっていました。
しかし・・・
「調子どんな感じですか?」と聞くと、全く変わりなく痛いまんまだと。
本人は【痛い】という事に意識が向きすぎて、症状が少しも改善していないと思い込んでいるのです。本人次第の事なので痛みの程度などはわかりませんが、一応プロなので動きや表情からある程度の状態は推測できます。
「○○さん、先週は少し動くだけでも痛くてヒィヒィ言ってたので少しずつ良くなっていると思いますよ」
「3日前は診察ベットに横になる事も出来ませんでしたよ」
「自分でも自然と前かがみになるって言ってたの覚えていますか?」
など、様々な先週との違いをこちらから思い出させてあげないと自分の体の変化に全く気付けませんでした。
「痛みがまだあってなにも改善していない」と思い込んでいました。これは運動器系の病気に加えて脳の病気もあると言っても過言ではありません。
意識は体の状態に大きく関わっています。
現代の進んだ医学でも、病院で偽薬といってただのブドウ糖などを新薬だから効果が望めるといって処方する場合があります。プラセボ効果又はプラシーボ効果と言い、脳が思い込んでいる痛みを思い込みの力で治すことです。
筋トレをする時も鍛えたい筋肉をしっかり意識して、鏡の前でトレーニングしたり声をかけながらトレーニングをすると効果がアップすると言われています。
体を痛めた時に、前向きに治そう!早く治る!大したことのないケガだから平気!と前向きな気持ちでいれば治りも早くなります。
良くなっていない・良くなるはずがない・効果がない・もう治らないと思っていると本当に治りません。
このような考え方は少し東洋医学の考え方に似ているところもありますが、現代医学でも認知されている内容です。
まずは気持ち・マインドをプラスに働かせ、その次に実際の悪い歪みやコリを治していきましょう。
身体に意識を向けて改善していることを認知できない人はなかなか治るという事はないので、まずは意識改革から始めましょう。
あおい鍼灸接骨院は肩こり・頭痛と交通事故治療に特化した接骨院です。
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