こんにちは。あおい鍼灸接骨院です。
今回は久しぶりに患者さんの声をアップします。
今回の患者さんは急性腰痛、いわゆるぎっくり腰です。
特別思い当たることはないのですが、急に腰が痛くなって反らすのもかがむのも出来なくなり、仕事を早退して当院に来られました。
入ってきて動作を見ていると、靴を脱ぐのもソロソロとしかできず、状態を聞いたり名前を書いてもらっている時も「立っているのがいい。一度座ると立つときに激痛がある」という事で立位のまま話を伺いました。
この方は、元々腰痛に悩まされているのではなくいつもは肩こりがとても辛く、肩ばかり意識していたそうですが急に前触れもなくぎっくり腰になったそうです。
肩と腰は全く別物の様に思う方が多いと思いますがそうではありません。
・脊柱起立筋という筋肉があり、いわゆる背筋ですが、骨盤(腸骨や仙骨)から出て胸椎・頸椎・頭蓋骨までついておりとても大きな筋肉である。
・背骨は頸椎7個・胸椎12個・腰椎5個あり、それぞれが少しづつ屈伸したり回旋したりして上半身の大きな動きを出している。どこかが凝り固まって動きが悪くなると他の場所で代償する為負担が大きくなる。
・筋膜と言って筋肉の表面を覆う全身タイツの様な薄い膜の様な繊維があり、筋膜の伸び縮みする事で身体が滑らかに動くが、どこかに支障があると離れたところに症状が出る可能性がある。
などのように、腰が悪ければ腰、肩が悪ければ肩、に原因があるとは限らないのです。
今回の方は元々の肩こりがひどくて、肩のコリに引っ張られて腰にも負担がかかり続けたものかと判断しました。
なので座ったまま、まずは首と肩を施術し緩めてから、腰の施術をしました。
施術の内容は手技とハイボルテージや超音波での電気治療です。
手技はもちろん施術者それぞれの技術・知識が詰め込まれているので個性があります。が、実は電気治療も手技と同じくらい施術者によって効果は違ってきます。
あおい鍼灸接骨院は特に超音波での施術を得意としており、ぎっくり腰などの急性痛から肩こりや腰痛などの慢性痛、膝のOA(変形性関節症)、捻挫や肉離れの様な怪我など、様々な症状に対して大きな効果を出せる知識を持っています。
この方も30分くらい施術をした後立ち上がってもらったのですが、痛みは100%とれたわけではありませんが、立ち上がりもスッとでき、前屈後屈も回旋も出来るようになりました。
一度で完璧に痛みを取る事は出来ませんでしたが、「これなら明日は仕事に行けそう」と喜んで帰ってもらうことができました。
10月半ばごろからぎっくり腰で来院される方が多くなりました。
寒くなってきたのが要因の一つかと思いますので、元気な人でも日頃からストレッチや体操など運動をして身体のケアをすることををおすすめします。